災害ボランティアのススメ
災害ボランティアとは、被災状況により公的支援や住民の助けあいでは補いきれないニーズに対し、ボランティアの力を借りて、被災者の自立・生活再建を支援する活動です。ボランティアによる地道な活動が、被災者の生きる力、復興の活力につながります。
災害ボランティアとして被災地へ向かう前に・・・
災害発生直後の被災地では、多くの混乱が予想されます。被災地に向かう前に、災害ボランティアセンターなどが設置されているか、ボランティアの受入れを行っているか(受入範囲を限定していたり、二次災害を防ぐために受入れを中止している場合もあります。)などをご確認の上、活動へご協力ください。
災害ボランティアの基本と心がまえ
交通手段・食事・宿泊場所の手配・確保
すべて自己負担です。移動の際は、緊急車両や災害復旧作業の妨げにならないようにしましょう。
安全対策・危険予測
事前にボランティア活動保険に加入してから参加しましょう。また、危険を予測して活動しましょう。
相手の気持ちに寄り添う
相手の気持ちに寄り添った行動や言葉かけを心がけましょう。
笑顔と元気を届ける
笑顔と元気を被災地に、被災者に届けましょう。
活動メニュー【例】
- 瓦礫撤去
- 被災家屋の片付け・清掃
- 炊き出しの手伝い
- 支援物資の仕分け
- サロン活動での交流
- 被災者への情報提供(チラシ配布)
- 子どもの遊び相手
- 写真や思い出の品の清掃
- 避難所・仮設住宅での生活支援 など
持ち物【例】
- メモ帳・筆記具
- 運動靴(できれば金具入り安全靴)
- 健康保険証のコピー
- 雨具
- 弁当・水筒
- 現地の地図
- 常備薬・うがい薬
- ウェットティッシュ・タオル
- マスク
- ごみ袋
- 軍手
- 帽子・ヘルメット(頭を守るもの) など
災害ボランティアセンターを知っていますか?
災害時に、被災した住民や高齢者・障がい者などの災害時要援護者に対し、個別的なニーズや精神面への援助については、公的支援では対応できない場合が多く、ボランティアによる支援が有効です。
災害ボランティアセンターは、被災者のニーズ把握・災害ボランティアの受け入れ・コーディネーター、ボランティア関連情報の提供、行政・地域との調整や仲介などを行う組織で、大府市では、市が設置し社会福祉協議会が運営を担います。東日本大震災では、全国で196か所のセンターが開設され、143万人を超える災害ボランティアの活動を支援しました。
大府市水害ボランティアセンター
平成12年東海豪雨、その時大府市では・・・
平成12年9月11日に発生した東海豪雨では、鞍流瀬川や石ヶ瀬川などの河川が氾濫し、本市でも多くの地域が被災しました。道路の冠水や家屋・自動車への浸水などにより、床上・床下浸水946件、救助者260名、自主避難者412名となり、大きな被害をもたらしました。
災害発生後、社会福祉協議会では「大府市水害ボランティアセンター」を運営し、全国から1,466名の災害ボランティアを受け入れ、市民から寄せられた329件の依頼に対応しました。
ボランティア活動
被災した月見町
災害時の助けあいに、あなたの力が必要です!
東海地方では、近い将来の大規模地震の発生が想定されています。社会福祉協議会では、市民の防災・減災を推進するため「おおぶ防災ボランティア」とともに、災害ボランティアセンター設置運営訓練や防災教室などに取り組んでいます。まずは、自分と家族の命を守る「自助」、そして、隣近所での助けあいである「共助」ができるように、防災・減災に備えましょう。
また、災害時には、被災者の様々なニーズに対応する災害ボランティアの活動が必要です。あなたの力が、被災者の生きる力、復興の活力につながります。災害時の助けあいに、皆様のご支援とご協力をお願いいたします!
防災教室
災害ボランティアセンター設置運営訓練
お問い合わせは総合ボランティアセンターまで
所在地
〒474-0073 大府市東新町一丁目219番地
大府市社会福祉協議会内